ホーム > レンタル楽譜一覧 > アンサンブルオリジナルⓈ > 鈴を付けたアリ / Ants with Bells -Unity and Individuality-
打楽器には音の層が香りで包まれているような、何とも言えない魅力があります。それは途切れることのない響きや、各楽器が持つ個性的な音色、点ではなく線で繋がる音域により生み出される美ではないかと感じています。
「鈴を付けたアリ」では、アリの持つ規則性(社会)と独自の個性を表現しました。そのアリ達の愛くるしく勇ましい姿に、鈴を付けたならば…。きっとこのような世界が見えてくるのではないでしょうか。
スネアドラムはスティックやブラシに鈴をつけた奏法を用い、懸命に働くアリの姿を表現しています。またシロフォンやビブラフォンによる半音階の断続的なパッセージは、歩幅とも重なる規則や秩序を描いています。ティンパニは根音を刻みながら他パートとは異なるアクセントを打ち、個性的な一面を捉えました。全奏者がマレット楽器を演奏する6/8拍子の華やかなダンス、2台のスネアドラムによる行進や闘い、様々な表情や場面が展開されます。そして、全編を通しソリスティックなマリンバ。バラードでは半音のぶつかりと3度への解決で進み、繊細なトレモロに女王の威厳を投影し壮大な世界を綴りました。
(内藤友樹)
■Percussion 1:Snare Drum (1), 3Tom-toms, 5Temple blocks, Tambourine, Sleigh Bells, Triangle, Wind Chime, Finger Cymbals,Suspended Cymbal (1), Energy Chime, Chime
■Percussion 2:Timpani, Bass Drum, Gong, Snare Drum (2), Claves, Suspended Cymbal (2) (3), Glockenspiel, Vibraphone
■Percussion 3:Claves, Guiro, Crotales, Glockenspiel, Vibraphone, Xylophone
■Percussion 4:Marimba
※スティックやブラシに鈴をつける奏法では、取付方法が明記されています。
※セッティングリスト(参考楽器配置図)が付属します。
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